こまどり旦那様

働き者の夫について思うことを気の向くまま

旦那様、ちやほやさせて下さい

夫は王子様と一部に呼ばれていた!なんて鼻につく存在。わたしたち夫婦は同じ部署なんだが、社内に周知しなかった。友人にもしなかった。あるとき、結婚したの?と年配の女性社員に聞かれ、あーはい彼とですって言ったら、え!やるじゃない!よかったじゃない、王子様!と言われてね、気づいた。もしかして世間はわたしをイケメンと結婚できた運のいい普通の女と評価してるのかな?もしかしないよね?そういうこと!ぐへ!!くそう。夫の面構えは、たまたま偶然の産物。ただ目がギョロギョロして鼻が高いだけじゃんかー!へへへ僻むわ!こちらは何も持ってませんよ!夫と同等の源泉徴収を武器に家庭に入りたかったらいつでもどうぞ!と言うくらい。偏差値を武器に数3Cと物化2は任せろ!と言うくらい。目に見えるものは評価しやすい。顔や立ち居振る舞い、話し方は誰にでも評価できる。夫はそういうポイントをうまくついて、総合的にデキるのだ。なんかなー。近くにいると段々夫みたくデキるようになっていくのかな?と期待6不安4で考えていた。けど、夫がわたしに近づいている気がする。こそあど言葉使うようになったし。話を戻すと、王子様と呼ばれるほど面構えがいいらしいので、そりゃもう女性にちやほやされてきた。らしい。例えば、バレンタインデーに知らない他校の女の子が通学路で待ち伏せしていてチョコ貰ったよ、とか。漫画かーい!夫は容易に好きやかっこいいと言われる快感を手に入れてきた。夫を見る女性の目はうっとりしているらしい。で、ちやほやされるの気持ちいい、もっとされたいとヒゲを抜いたり髪を丁寧にブローしたり、気を使っていた。そんな夫は、わたしのプロポーズをOKして、ちやほやしない女と生活している。今やヒゲは生え放、髪はセルフバリカンで短くしている。わたしがプロポーズした方はもうちょっとイケテタワ〜、もしかしてわたしがちやほやしないから?声かけしないと綺麗な花は咲かないの?言葉はただ。これはホウレンソウのうちの報告じゃ!そうや!ちやほやしたろうじゃないの、花を咲かせて貰おうじゃないの!旦那様、今も変わらずかっこいいですよ!旦那様、いつまでもきっとステキですよ!旦那様、ちやほやさせて下さい。おわり。